アオアルキルキア

不定期連載

寝ている間も生きているのね

まだコロナではない日記ね。

 

今日は公休なのね。

お昼過ぎまで寝ていたが、暑さで目が覚めて、ね。寝汗がひどいね。

近年常々思うことは間の季節がなくなっていっていることだね。春と秋が異様に短いね。夏と冬しかないような気がするね。僕は数年前から提唱していることがあるのね。それは今後、季節の境目がなくなっていって、天気予報ではなく明日の季節を予報する季節予報というのが出てくるのではないかということだね。まるで近未来のSFの世界、だけどもはや、どんな未来も起こりえる時代だね。近代化、科学の発展、温暖化、環境の変化の中で、僕たちは夜には眠っているよね。暑さで目が覚めて、自分が寝ている間に体だけが生きていたことに気がつくように、ぼーっとしている間、何かにハッとして、体だけは動物なので反応するが、物事の変化に遅れて気がつくようでは、いつか「気がついた時には遅かった」ということになるのではないかね。あるいはすでにそんな事態が……ね?

適応して、よりよい未来のために生きたいものだね。

 

いくつかの単語で、すでに察した人もいるかもしれないが、というかタイトルで書いちゃってるので最初から答えを書いているのだが、今日は、「ね」。寝汗、眠る、寝る子だから猫、とかね。だから、寝ていることについて書いてみたいのね。あと、ちょっと個人的な実験として、語尾に全部ねをつけて書いてみるね。すでにうっとうしいね。でも今日だけだからね。なんか全部、中村一義さんの歌詞みたいになるね。そうでもないかね。~かね、っていうのは、ちょっと、教授っぽくもあるね。僕だけかね。

 

こどものころは、眠るのが嫌だったのね。

なんていうのかな、つまらないのね。毎日が終わってしまうことがね、ずっと起きて、ずっと遊んでいたかったのね。友だちと遊びに行くと、やっぱり一番寂しい気持ちになるのは別れ際だったね。でもね、大人になっちゃうと、いくらでも寝れるよね。寝るのにも体力がいるらしいけど、それはそれとして、なんていうのか、時間の使い方の贅沢でいえば、最上級系は寝ることだろうね。まあ、十時間以上寝ちゃうと、ものすごい後悔するんだけどね。今日を無駄にしてしまったな、ってね。あとすごい頭いたくなるね。

 

こどものときはつまらなかったのに、寝るのがすごい嫌だったのに、大人になって、それが幸せに思うのっていったい何だろうね。それはね、やっぱり死に近づいていくことなんじゃないかな、とか思ったりね。

 

生きていくことは寿命が減っていくことだよね。寝ている間に物凄い汗をかいているのはなんだか、怖くもあるんだよね。あくまで、僕は、ね。僕の知らないところで僕が生きていたことに、すごく、時間の消費というか、自分の消費というか、確実に何かを減らしていっているような感覚があるんだよね。でも、寝汗ってたぶん、ただのデトックスというか、自分の老廃物を体外に出す、正しい反応なんだろうけど、でも、やっぱり、ちょっと怖いんだよね。自分が自覚しないところで、見えない世界で、知らないままに生きているっていう事実がね。

これってさ、地球温暖化とか、季節が短くなっていることとか、世界がよくない方向に向かっているのに、それに気がつかないでいると想像したときの怖さと同じなのかもね。

だから僕は、なるべくね、起きている間はね、目を見開いていよう、なんでも積極的に飛びこんでいこう、知っていこうって心がけてるのね。まあ、限界もあるけどね。

 

緊急事態宣言も確実に延長されるね。

外出は自粛だとしても、油断しないで生きたいね。世界は見えないところでこそ、大きく変化しているのだから、ね。

まあ、たぶん、だけどね。