アオアルキルキア

不定期連載

泣いてばかりいる

 

 今年の初めくらいから、社会人サークルという、自分が属すとは思いもしなかったコミュニティに顔を出している。

理由はいろいろあるが、一言でいえば、さみしかったのだ。

ほかの人はどうだか知らない。

みんな、楽しそうで、さみしそうではない。

 

僕はたくさんの出来事で、よく泣く。

演劇を見て、泣くし、映画を見て、泣く。

音楽を聴いて、泣く。

 

好きだった人のことを思い出して、泣く。

消したかった記憶があり、悔しくなって、泣く。

亡くなった猫を思って、泣く。

好きな人が、泣いている姿を想像して、泣く。

 

泣いてばかりいる。

僕が顔を出している社会人サークルは、本を読んで感想を言いあう大人の遊び場らしく、遊びたいし、大人になりたいし、という思いで何回か参加をして、友人も何人かできた。   

そこから派生した課外活動というものがある。 

いうなればそれは、

大人がしている「○○したい人、この指とまれ」的な活動だ。

そのサークルにいた一人のアクティブな女性が「短歌読書会したい人、この指とまれ」といったことから、この日記は始まる。

 というのは大げさで、これはつまりこのブログを始めた経緯、前置きにあたる。

 

短歌について話しているうちに短歌を作り始めてしまい、せっかく作ったものを載せる媒体が欲しいな、という思いから、縦書きのブログが欲しいなあ、と思った。

日記を書いて、それを短歌にしておく、という、まあ、つまり短歌日記というものを、始めてみる。すでに何百人とやっている一つのジャンルなのかもしれないが。

 

上手いか下手かは、どうでもいい。

言葉の筋トレのようなつもりでやっていこうと思います。

最後に、短歌を載せました。

 

 

さみしさがくりかえされて人に会う縦書きにして泣いてばかりだ